惑星の季節だ。
屋上の望遠鏡も鏡筒をイプシロンからC11に載せ替えた。
しかし、鏡筒をずっと屋上のドームの中に入れっぱなしなので、筒内気流がすぐに激しくなってうまく撮影できなくなる。
気合いが入っているときは3時間ぐらい風を当てて冷やしてから撮影するのだが、それでもなかなか上手くは撮れない。
天文台の40cmRC用にT氏がスコープクーラーを作ったところ、その効果が素晴らしかったので自分でも作ってみようと思った。
早速ファンを注文して、その他の部品を買いに出かけた。40mmと20mmの塩ビパイプ。40mm-75mmの異径ジョイント、25mm-20mmの異径ジョイント、PCクーラーキャップ75mm、ステンネジ4×50 4本 これで準備完了。総計4,000円ほどかな?自宅にあったものもあるので、結構安く上がった。
まずはファンを75mmの部分にはめ込まないといけないので、金切り鋸で切っていく。何とか切りとってファンをはめ込んで見た。固定はPCクーラーキャップの真ん中部分を切り取って、リング状にしてネジで固定する。
あとはジョイントにパイプを接着剤で固定していくだけだ。
シュミットカセグレンなので、空気を鏡筒の中に入れてあげないと気流は生じない。接眼部からバッフルを貫通して20mmの塩ビ管を通して、空気を引くようにファンを取り付けた。その外側に40mmの塩ビ管を取り付け、接眼部から飛び出した部分に穴を開けて空気を鏡筒の中に入れるようにしてみた。二重構造だ。穴の部分には換気扇用のフィルターを切って貼り付けた。3Dプリンターがあればこの部分は簡単につくれそうだ。
40mmの塩ビパイプの直径は48mmなので、50.8mmには少し小さいのでテープを巻いて調整した。20mmのパイプの先端にもテープを巻き付けた。バッフル内をこすらないようにするためだ。
とりあえず2時間ほどで完成。早速望遠鏡に取り付けて見た。30分ほどすると鏡筒がみごとに冷えていた。カメラをつけて撮影してみると、小さな星まできちんと点像になっている。これで、惑星撮影が楽になるかな?と思っていたが、その後はみごとに天気が悪くて撮影できず。撮影できてもカメラのごみがひどくて使えず・・・
うーん・・・