ASI294MC PROのファーストライト。
昨夜はあんまり天気が良くなかったが、とりあえずテスト撮影を行った。いつものように屋上のε-180EDに取り付けて準備を始めた。29日に屋上で撮影しようとしたら、屋上のパソコンのディスプレーがご臨終となっていた。仕方がないので手持ちの7インチのモニターをつけて準備を昼間のうちにやっておいた。
何とかピントを出して撮影を始めたが、雲が押し寄せてきた。とりあえず46Pウィルタネン彗星を撮影。30秒露出で5枚。ゲインは30分00で冷却温度は‐10℃に設定した。雲が流れるので、なんだかぼんやりとした画像だが、とりあえず使えることを確認できた。

その後晴れ間が残っていたオリオン座のM42に向けてみた。しかし、後で見てみると撮影用に持ち上げたノートパソコンのディスプレイの明かりが入り込んでいて、なんとも情けない出来だった。よく言われるようにデベイヤー処理がSI8ではあまりうまくいかずに、彩度が上がらない。無理に上げると破綻してしまう。もう少し処理を見極める必要があるかな。60秒露出を5枚。ゴミと光線漏れはご容赦を。
sharpcapture3.2のLivestackを使って、15秒露出を合計300秒間スタックした画像を処理してみると、なかなかいい感じだった。きちんと迷光処理をして撮影しなおしたいものです。
カペラ周辺でピントチェック。3/4の画面ではほぼ全面でピントが来ているようだ。今回は、トリミングなしで掲載。ほぼ全面が使えるのがいい。フラットを撮らなくてもSI8で周辺減光補正をするとまずまず使えそうだ。