今朝早く起きて空を眺めては見たが、深い霧に覆われていたので安心して二度寝。ずいぶんとひどい霧だったのだが、天気は回復傾向にあった。とりあえず9時前に屋上に上り、可視光で撮影した。Hαで撮影を始めたとたんに曇ってしまい、しばらく待ったがだめだったので撤収。
この際だからと冬の寒い時期の観測方法を考えてみた。屋上では吹きっさらしで寒いしいろいろと不都合もある。風が強いので、日よけの板が飛んでしまうし、屋上がぬれていると観測機材の扱いに気を遣う。さらに、屋上に上る螺旋階段が凍っているときは、気合いを入れて上らないと滑ってしまう。なにせ、猫が足を滑らせるぐらいだ。
そこで、2階の自分の部屋から横着をしながら撮影できないかなと考えた。しかし、シーイングに影響が出て写りが悪くなるのではないかと、それが心配だった。それでも、とりあえず赤道儀を下ろして準備をしてみた。室内から太陽が出てくるのを待っていると、9時30分過ぎにようやく見えてきた。とりあえず撮影を進めガラス越しの一枚まで撮って終了した。処理をしてみると、それほどの画像の劣化もなく使えるのではと感じた。
その後、11時過ぎに快晴となったので、更に撮影を進め処理をしてみた。その結果、室内から撮っても入り口のドアを閉めておけば大丈夫という結論に達した。あとは、赤道儀が室内に鎮座している状況を嫁さんがどう思うかだが。さりげなく分解して転がしておいて、その風景になれてきたところで、組み立てて放置という作戦でいこうと思う。もし何らかのクレームが発生した場合、とりあえず寒い時期だけだからということで切り抜ける作戦だ。とにかく、室内で撮影できるメリットは大きい。風の心配がいらないし、太陽の直射から逃げることが出来るので、液晶画面がよく見えるということもある。しばらくこれでいってみよう!!
可視光
2015年12月22日 9時1分 PhotoshopCCで10枚をコンポジット・階調補正・色補正調整など
Borg 76ED ビクセンエクステンダー使用 約940mm キャノン X3
Ha QHY5L-Ⅱ全体像
2015年12月22日
LUNT LS50THa QHY5L-Ⅱ SP赤道儀 AutoStackkert!2で処理後PhotoshopCCで処理
Ha QHY5L-Ⅱ拡大撮影 LUNT LS50THa プロ-セル10mmで拡大 QHY5L-Ⅱ SP赤道儀 AutoStackkert!2で処理後PhotoshopCCで最後の仕上げ